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2005年12月09日

幽霊の正体見たり枯尾花

「幽霊の 正体見たり 枯尾花」

これは、芭蕉だかそのお弟子さんだかが読んだ句です。

意味は、簡潔に纏めるとこうです。

目線の先に、白く、ゆらゆら蠢くものがぼうっと浮かんでいた。
一見「幽霊なのではないか」とギョッとした。
が、よくよく見ると、それは風にゆられるススキの穂であった。



「幽霊」は、
「恐怖」「不安」と言い換えます。

そして、「枯尾花=ススキ」は、
「実態」「物事の本質」を意味しているものと捉えます。


ぼんやりと考えてみました。


自分にとって新奇なものも、よくよく見れば何でもないもの。

逆に言えば、
「当たり前」で「普通」で「何気ない」存在を、
「恐怖」「不安」をかき立てるものと錯覚する。

ゆらゆらしている白いものを見て、
芭蕉も、一瞬「ギクッ」としたことでしょう。

「白いもの=幽霊」という先入観や固定観念がはたらいたのです。

だけど、本質は全く異なるものだったわけですね。

こう考えてみると、
先入観や固定観念は、時に物事の本質を見誤ります。
「幽霊が怖い」からと、逃避する場合すらあるかも知れません。
更には、なんでもない事物を「幽霊」に仕立て上げていることもあります。

何者にも惑わされず、自分でしっかりと本質を見定めることが必要ですね。

僕は、「目を凝らす」という表現をよく用います。

情報を判断する上で大切なのは、
先入観や固定観念ではなく、はたまた他人の噂でもない。
最終的には、自分の「目」だと思うのです。

この句から、
「現実を見つめる目」が何よりも大事、ということを再確認させられました。
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